「相談窓口、探したけどなかった…」 忘れられた被災者、思い語る

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鈴木春香
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 忘れられた被災者――。阪神・淡路大震災で障害を負った人と、東日本大震災で東北から関西に避難している人たちが、9日に神戸市で交流会を開き、そんな思いを語り合った。彼らはなぜそう感じ、何を求めているのか。

 登壇したのは「震災障害者」と「震災避難者」ら計9人。神戸市の城戸洋子さん(41)は1995年の阪神・淡路大震災でピアノの下敷きになり、高次脳機能障害を負った。母の美智子さん(69)は「障害を負った人が相談できる窓口を探して回ったけれど一切なかった」と、被災後の経験を声を震わせながら話した。死者の追悼や街の復興はうたわれても、障害を負った人への視点はない。美智子さんはそんな怒りを感じてきたという。

 熊田朋香さん(46)は2011年の東日本大震災後、幼い息子2人を連れて福島県郡山市から大阪へ避難した。「『まだ帰らないの?』と言われることもある。避難者はひとくくりにされがちで、それぞれの理由や思いがあることは忘れられている」と話した。

 主催団体「よろず相談室」の…

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