成人式、工夫こらして祝う 各自治体、分散開催やオンラインで

藤谷和広、竹中美貴
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 【千葉】「成人の日」の10日を前に9日、県内の多くの自治体で成人式が開かれた。新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、市川市はオンラインで実施。会場で実施する自治体でも、市原市が市内9カ所で分散開催するなど、感染対策に工夫をこらしていた。

 四街道市は9日、出身中学校別に2部制で開催。会場では検温や消毒、換気を実施したほか、参加者には写真撮影時以外のマスク着用を呼びかけた。実行委員長を務めた遠藤あゆみさん(19)は、「開催して大丈夫なのか、という不安はあった。新成人だけではなく、地域の方にもやってよかったと思ってもらえるよう、感染対策に力を入れた」と振り返る。

 昨年は式典が中止となった。高校の卒業式や大学の入学式が中止や延期になった人も多い。「やっと人生の節目を祝うことができた」と実行委員の大木将太さん(20)。大学生の杉浦梨紗さん(20)は、「こういう時期だからこそ、友だちに会える機会を大切にしたいと思った」と話す。

 4月からカナダの大学に留学するという大山裕未さん(20)は、「小学生の頃から海外にあこがれてきた。将来はいろんなルーツの人と一緒に仕事をしたい」と話した。

 市原市も9日、市内9カ所に分散して開いた。昨年は中止となり、開催は2年ぶり。開催時間も例年の1時間~1時間半程度を約45分に短縮した。

 市川市は2年連続のオンライン開催。9日、新成人代表のあいさつなどの映像をユーチューブで配信したほか、市内の小中学校など16カ所にフォトスポットを設けたり、恩師からのビデオレターを特設サイトで公開したりした。

 県によると、2001年4月2日~02年4月1日生まれの新成人は6万1840人。前年より1725人減った。(藤谷和広、竹中美貴)