外国語ができなくても、日本語教えられます 神戸のNPOが育成講座

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西見誠一
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 【兵庫】日本語の教え方、教えます――。こんなキャッチフレーズで外国人に日本語を教える人材を養成している神戸市のNPO法人「実用日本語教育推進協会(THANK’s)」が、今年度の井植文化賞を受賞した。外国語ができなくても指導できるよう育成するのが特徴だ。講座を修了した人は2005年の設立以来1500人を超え、在留外国人を地域で支えている。

 昨年11月下旬、HAT神戸(神戸市灘区)内にあるTHANK’sの事務所。10人ほどの受講生が「基礎コース」(全6回)の最後の講座に臨んでいた。

 この日は神戸大大学院に通う中国人留学生の賈元東(ジャユアンドン)さん(31)を招き、「○○します」を「○○しています」に直す「て型」を教える練習をした。「読みます」を「読んでいます」に、「書きます」を「書いています」のように動詞を活用させるやり方だ。多くの外国人にとって「て型」はつまずきやすい大きな壁だという。

 賈さんは大学では英語を使っている。この事務所で週3回開かれている日本語教室「サロン」が日本語に触れる貴重な機会だ。

 受講生たちは、動詞の活用に苦労する賈さんを励ましたり褒めたりしながら、ゆっくり会話を繰り返す。「完璧を求めないで」「楽しく学ぶことが大事ですよ」。講師の女性が受講生らに助言していた。

 外国人たちは、文法や会話の…

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