成人の門出、陰性証明から 山梨県内各地、厳戒態勢で式典

オミクロン株新型コロナウイルス

永沼仁
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 8、9の両日、山梨県内の各自治体で成人式が開かれた。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、会場では参加者への検査を徹底。「厳戒」ムードが漂う中での二十歳の門出となった。

 変異株「オミクロン株」が市中感染している可能性もあり、県は成人式を開く県内25市町村に抗原検査キットを配布し、参加者の陰性を確認したうえでの開催を要請していた。

 甲府市は、市総合市民会館で9日に開いた。中学校区別に2部に分散し、スライドショーの上映など記念事業は中止。入場者に陰性証明の提示か抗原検査を義務付け、全員の陰性を確認した。新成人からは「中止よりいい」「安心のため仕方ない」との声があがる一方、「PCRではない簡易検査なので偽陽性が出たら困る」「事前に無料検査を受けようとしたが、薬局は在庫なしでできなかった」といった声も聞かれた。

 15分遅れで始まった式典では、大人数での会食の自粛が呼びかけられた。同窓会が中止になったという男性は「みんなとワイワイ飲みたかった」と残念がった。医学部に通うという女性は「医療従事者が頑張る姿をみてきた。その一員として責任感を持って行動したい」と決意を語った。

 市によれば、約830人が当日会場で検査を受け、陽性者は1人だった。(永沼仁)

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 山梨県内で9日、新たに19人の新型コロナウイルス感染が発表された。県内の感染者は延べ5276人(再陽性者を含む)となった。

 県と甲府市によると、10歳未満~70代の男女で軽症か無症状。管轄保健所別では、甲府7人、中北6人、富士東部3人、峡南2人、峡東1人。

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