校務日誌で探る近代教育の歴史 磐田で企画展

須田世紀
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 昔の学校の資料から近代教育の歴史を探る企画展が、静岡県磐田市立中央図書館で開かれている。9日には専門家を招いた学習会があり、集まった人が耳を傾けた。

 学習会では東京福祉大学保育児童学部の和崎光太郎准教授が「学校にねむるたからもの」と題して講演。絵画などの美術工芸品のほか、専門家にとっては日誌や記録、卒業生には校舎、卒業文集など、見る人によって「あらゆる物が宝物になり得る」と説明した。また、見せ方の工夫次第で幅広い層に興味を持ってもらえるとも指摘。次世代の文化を創造する価値を見いだす「文化資源」として収集・保存の必要性があると訴えた。

 企画展には、運動会の様子や災害、戦争の状況などを記録した「校務日誌」など、市内の小学校に残る明治時代前半から戦後にかけての資料や写真などを展示。浜松市浜北区の鈴木哲男さん(62)は「昔の人の苦労があって今の生活があると感じた」と話した。(須田世紀)