きっかけは強豪校との交流試合 J1王者へ加入内定の興国高の18歳

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辻隆徳
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 ワンチャンスをものにして、昨季のJ1覇者チームの仲間入りを果たした高校生がいる。川崎フロンターレ加入が内定している興国高校(大阪市)3年のFW永長鷹虎(えいながたかとら)(18)だ。

 神戸市出身の4兄弟の末っ子。父の徹さん(62)はラグビー選手だったこともあり、子どもたちには「ラガーマンに興味を持ってくれたら」と思っていた。

 ところが、小学生だった長男が見に来た試合で大けがを負ってしまい、「長男はラグビーに恐怖心を感じてしまった」という。

 長男がサッカーを始めると、次男、三男が続き、四男の鷹虎も同じ道を歩むことになった。

 徹さんが今も鮮明に覚えている出来事がある。鷹虎が3歳の頃のことだ。

 4兄弟が公園でサッカーボールを蹴って遊んでいた。サッカーに飽きて子どもたちが次々と遊具で遊び始めた中、鷹虎だけが一心不乱に徹さんにボールを蹴り返し続けていた。

 「にこりともせず、自分の世界の中に入っているようだった。私が『帰るぞ』と言っても、なかなか動こうとしなかった」

強豪校との交流試合 別の選手目的のスカウト陣だったが…

 小さい頃から「Jリーガーになる」という夢を持っていた。中学生時代、強豪高校やJクラブの育成チームから声がかかることはなかった。そんな中、興国高の内野智章監督の目には、光るものが見えたという。

 「体の線は細いし、ひ弱な感…

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