カザフ騒乱は「外からの介入」 プーチン大統領、具体名は触れず

モスクワ=喜田尚
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 ロシアのプーチン大統領は10日、年明けから中央アジアカザフスタンで続いた騒乱について「外からの干渉があった」との見方を示した。さらに旧ソ連各国で起きる反政府活動への「外国勢力」の影響を指摘。旧ソ連6カ国でつくる集団安全保障条約機構(CSTO)の部隊派遣をたたえ、今後も同様の事態に同盟で結束して対応する考えを強調した。

 オンラインで開かれたCSTOの臨時首脳会議で語った。「外国」について具体名は触れなかった。

 カザフの騒乱は燃料費の値上げを機に発生。最大都市アルマトイで市庁舎が襲撃されるなどし、当局は9日までに死者が164人に上ったと発表した。

ウクライナ引き合い「同様の手法が使われた」

 プーチン氏は「起きたのは値上げへの自然発生的な抗議ではない」と発言。親ロシア派政権が倒れ、プーチン氏が「欧米勢力の扇動を受けた『カラー革命』」と見なす2014年のウクライナの政変を引き合いに「同様の手法が使われた」とも語った。

 CSTOはカザフの要請を受け、ロシア軍中心の「平和維持部隊」が現地で展開し始めた。プーチン氏は「部隊派遣は、我々はカラー革命を許さないという証しだ」と述べた。(モスクワ=喜田尚)

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年1月11日9時13分 投稿

    【解説】当初ロシアは「カザフ内部の問題」として距離を置いていたのに、今や主張を一変させました。 騒乱が拡大した際、ロシアで最初に反応したのはプーチン大統領の側近、ペスコフ報道官でした。彼は5日に「カザフスタンの友人たちが、自分たち内部の問題を自身