「まさかALSのトバ口?」に笑わぬ医師 加齢以外の「何か」疑う

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それぞれの最終楽章・ALS、私の場合(2)

ノンフィクション作家 井口隆史さん

 ALS(筋萎縮性側索硬化症)という病気は、診断を確定するまでにたいそう時間がかかることを、のちに知った。該当する症状があっても、他の可能性が全部否定されなくては確定できないらしい。

 泌尿器科からの紹介で、同じ大学病院の脳神経内科を受診したのは2018年春だった。CT検査に頸椎(けいつい)の超音波検査。握力や腱(けん)反射、歩き方なども診た上で、年配の医師が私に告げた。

 「加齢ですな。家に閉じこもらず、外で緊張する相手との会話を増やしてください。散歩よりウォーキングを勧めます」

 自分の呂律(ろれつ)が変だ…

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