対マクロン氏、混戦模様 仏大統領選まで3カ月、右派が追い上げ

有料記事フランス大統領選挙2022

パリ=疋田多揚
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 4月10日のフランス大統領選まで3カ月を切った。再選がかかるマクロン大統領は、新型コロナ対策や親欧州連合(EU)の外交方針、原子力発電を「低炭素」と評価する環境政策などについて審判を受ける。移民や治安問題に焦点を当てる右翼や右派が追い上げて混戦模様となっており、左派は埋没気味だ。(パリ=疋田多揚)

 マクロン氏は10日、南部ニースを訪問して、警察官らと面会した。その後、全国で現場の警察官を2030年までに倍増させる考えを示した。自らの「アキレス腱(けん)」とも指摘される治安対策でアピールした格好だ。

 マクロン氏は、5日付の地元紙で立候補への意欲を語ったが、正式な出馬表明はしていない。現職の強みを生かし、電気自動車原発など「2030年のフランス」を引っ張る産業に300億ユーロ(約3・9兆円)を投資すると発表するなど、再選をにらんだ政策のアピールを重ねている。

 最も注意を払うのが新型コロナ対策だ。連日約30万人が感染しており、病床の逼迫(ひっぱく)を招けば、選挙で批判を招く可能性がある。

 年初には、飲食店などの利用をワクチン接種者に限る法案に触れ、未接種者を「とことんうんざりさせてやりたい」と非難。批判を浴びたが、7日の記者会見では「市民には義務と権利があるが、まずは義務だ」と強気の姿勢を貫いた。

■「金持ちのための大統領」批…

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