韓国最高裁、三菱重工の再抗告棄却 元徴用工訴訟、資産差し押さえで

ソウル=神谷毅
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 三菱重工業に元女子勤労挺身(ていしん)隊員らへの賠償を命じた判決をめぐり、韓国内資産の差し押さえを不服とした同社の再抗告を韓国大法院(最高裁)が棄却した。決定は昨年12月27日付。

 この訴訟では、特許権6件と商標権2件が差し押さえられている。今回はそのうち特許権2件が対象で、近く売却命令が出る可能性がある。別の原告が差し押さえた商標権2件と特許権2件の差し押さえ命令は既に確定し、大田地裁が昨年9月、売却命令を出した。同社は売却命令に対して即時抗告している。

 元徴用工訴訟をめぐっては昨年12月末、日本製鉄(旧新日鉄住金)への賠償を命じた判決で、大邱地裁浦項支部が、同社所有の韓国内の株式について売却命令を出している。(ソウル=神谷毅)