ストイックでない内村航平 白井健三さんに「カーテン開けていい」 

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金島淑華
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 2016年リオデジャネイロオリンピック(五輪)の体操男子で内村航平(33)とともに団体金メダルに輝き、昨年6月に引退した白井健三さん(25)は、内村を兄のように慕っている。

 いまは母校・日体大のコーチを務める白井さんは昨年11月下旬、内村と食事をした。その時、「やめる」と本人の口から聞いたという。

 「何げない会話の中でさらりと。僕も『そうですか』と返しただけです。これだけやり尽くした人。もう驚きはなかったです」

 その場で内村に、「体操を広めるためにいろいろやりましょう」と提案した。「試合に合わせて練習する生活は、体操の普及とは相反してしまう。これからは自由に動ける。可能性やばくない?といった話で盛り上がりました」

 内村も最近は、母校の日体大に顔を出すようになったという。「めっちゃくちゃ楽しそうな顔をしています。僕もまだ動けるので、一緒にトランポリンをしたり、練習後にうちにごはん食べにきてくれたり」

 若い頃は練習量、ベテランになってからは練習の質で他を圧倒していた内村。だが、合宿や大会での宿舎では、そこまでストイックではなかったという。

 2人は18年の世界選手権(ドーハ)で同部屋になった。大会最終日、白井さんは跳馬、内村は鉄棒の決勝に出場した。

 競技時間の違いから、白井さ…

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    潮智史
    (朝日新聞スポーツ部記者=サッカーなど)
    2022年1月12日11時28分 投稿

    【解説】代表選手の合宿取材にいったときに、内村さん、白井さんのふたりの会話に指導者のかたが耳を傾ける場面がよくありました。話の内容が指導者にも理解できないようなものが多かったとも聞きました。ふたりの間には独特の感覚、感性で通じていた、ほかの人間には