阪神大震災のつどい、灯籠で描く今年の文字は「忘」 込めた思いとは

鈴木春香
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 阪神・淡路大震災の犠牲者を悼み、神戸市中央区東遊園地で17日に開かれる「1・17のつどい」で、灯籠(とうろう)を並べて描く文字が「忘」に決まった。「忘れてはいけない」との思いを込めるという。公募で寄せられた候補から実行委員会が選び、11日発表した。

 藤本真一・実行委員長は、震災から27年が経ち、経験者でさえも忘れてしまっていることがあると説明。新たにつどいに協力する人も減るなど「風化を感じる」といい、改めて「忘れてはいけない」という気持ちを示したいとした。

 実行委は、「忘」一文字で「わすれない」と読んでほしいと説明した。一方、思い出すのがつらいという「忘れたい」人たちの思いもくみたいという。

 文字に使う竹灯籠と紙灯籠は合わせて約5千本になる見通し。東遊園地の工事の影響で、昨年の半分程度の数にした。「忘」の文字は、16日午後5時46分に点灯を始める予定だ。(鈴木春香)