ふるさと納税返礼品を共通化 大田市と美郷町 県内初

杉山匡史
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 国立公園・三瓶山を地域資源にする島根県大田市と美郷町が、お互いの特産品を組み合わせたふるさと納税の共通返礼品(3種類)を新たに作った。自治体の垣根を越えた返礼品は、県内初という。市役所で11日、楫野弘和市長と嘉戸隆町長が同意書に署名した。

 「石見ワイナリーホテル宿泊プランとワインセット」(素泊まり1泊2人で1室)は、江の川沿いで春は桜も楽しめるプレミアムスイート(寄付額30万円)と角部屋タイプ(同16万円)の2種類。

 「千原(ちはら)温泉・三瓶温泉の浴用温泉水」(同2万円)は、全国のひなびた温泉ファンが選ぶ「日本百ひな泉」で第1位に選ばれた同町の千原温泉と、三瓶山の登山客らも利用する同市の三瓶温泉の湯が20リットルずつもらえる。

 県内で昨年10月にあったふるさと納税の勉強会を機に、隣接する両市町の担当者が共通の地域資源を生かした返礼品を模索し、商品化した。

 締結で、両市町の特産品振興やふるさと納税額(2020年度は同市約1億6千万円、同町約4600万円)の増加、三瓶圏域のブランド化の推進などにつなげたい、としている。

 締結式で楫野市長は「消費者は行政区域を意識していない。町と連携して喜ばれる商品を作っていく」、嘉戸町長は「共通のコンテンツを通して、三瓶の広域観光を一緒に盛り上げたい」と述べた。

 今回の返礼品は11日から、ふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」で受け付けを始めた。(杉山匡史)