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万博会場のアクセス整備費129億円増 大阪市試算、メトロ延伸など

新谷千布美
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 2025年大阪・関西万博の会場となる大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)につながる大阪メトロ中央線延伸部と新駅の整備費が当初見込みから計129億円増えることが11日、分かった。地中障害物の撤去やメタンガスの防爆対策などが必要になったとして市が試算した。複数の関係者が明かした。

 市は中央線コスモスクエア駅から夢洲に新設する夢洲駅(仮称)の間で約1キロのトンネル建設工事を進めている。整備費増加分の129億円のうち40億円については昨年5月、想定外の軟弱地盤などへの対応で必要になったと発表した。

 これに加え、メタンガスの存在が新たに判明し、防爆対策として掘削土の搬出方法を変更しなければならない。また、地盤沈下も想定以上で、地中障害物の撤去なども必要になる。追加費用は56億円で、発表分の40億円と合わせると96億円にのぼる。メトロ延伸部の整備費は当初の計250億円から計346億円になる見通しだ。

 メトロ延伸部の整備とは別に、夢洲駅周辺の街づくりにも新たに33億円かかるという。夢洲駅の増強のほか、カジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致を視野に通路幅を広げる。

 夢洲の整備をめぐっては、IR建設予定地の液状化や土壌汚染などの対策として市が約790億円を負担するなど、追加負担が相次いで明らかになっている。(新谷千布美)