囲碁名人戦リーグ 〝台風の目〟余正麒、〝本命〟許家元破り白星発進

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大出公二
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 名人戦リーグを戦う9人のうち、井山裕太名人の挑戦者になるのは成績1位のひとりのみ。成績下位の3人がリーグから陥落する。戦いを有利に進めるには最初が肝心だ。2022年のおのれの展望を見据え、リーガーは世間に先駆けて師走にスタートを切った。

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長く雌伏のときが続いた余正麒八段。「令和四天王」になれるか=2021年12月18日、東京・市ケ谷の日本棋院

 前期挑戦者の一力遼九段が白星発進した昨年12月3日の伊田篤史八段戦は、以前詳報した。

 今回は、一力とともに優勝候補の本命に挙げられる許家元十段と、台風の目と見られている余正麒八段の18日の一戦をピックアップしよう。

 許は一力、芝野虎丸九段とともにポスト井山を担う「令和三羽ガラス」のひとり。しかし3人のなかでただひとり、七番勝負に縁がない。前々期は4位、前期は2位。今期はいよいよか。下馬評は上々だったが余に出ばなをくじかれた。

 双方がっぷり四つに組み合っ…

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