北朝鮮、極超音速ミサイル試射に成功と報道 「1千キロ先に命中」 

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ソウル=鈴木拓也 ワシントン=園田耕司
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 北朝鮮朝鮮中央通信は12日、国防科学院が11日に極超音速ミサイルの試験発射を行い、金正恩(キムジョンウン)総書記が参観したと報じた。米韓は同日に、北朝鮮北部の慈江道から弾道ミサイルとみられる1発が発射されたことを確認していた。

 同通信によると、試射は極超音速ミサイルの「全般的な技術特性を最終的に確証する目的で行われた」。ミサイルは発射後、分離した弾頭が600キロ先で再び跳躍し、発射時の方角から目標方向へ240キロ旋回し、1千キロ先の目標に命中したという。同通信は、極超音速滑空ミサイルの「優れた機動性能が実証された」と強調した。

 また、正恩氏は、昨年1月の第8回朝鮮労働党大会で提示された国防科学発展及び兵器システム開発5カ年計画のうち、最も重要な戦略的意義を持つ極超音速兵器開発に成功したことを高く評価。「軍隊の現代性を高め、国の戦争抑止力を強化する歴史的偉業で、引き続き立派な成果を獲得すべきだ」と述べたという。「自主権と安全を頼もしく担保する」とも言及。韓国の専門家は、今後も弾道ミサイルなど多様な新型兵器の開発を続ける意思を強調したとみている。

 北朝鮮は5日と11日に「極超音速ミサイル」と称する弾道ミサイルを発射。韓国軍の合同参謀本部は、11日に発射されたミサイルは700キロ以上飛行し、最高速度はマッハ10(音速の約10倍)で、5日の発射より性能が向上したと分析していた。(ソウル=鈴木拓也)

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