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「濃厚接触者の待機期間の短縮を」 公明党が提言 首相「大変重要」

新型コロナウイルスオミクロン株

小野太郎
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 公明党石井啓一幹事長は12日、首相官邸で岸田文雄首相と面会し、新型コロナウイルスオミクロン株の特性に合わせ、濃厚接触者の待機期間の短縮を検討するよう求めた。首相は「大変重要なポイントだと認識している」とし、検討を進める考えを示した。

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公明党の石井啓一幹事長(左から2人目)から新型コロナ感染症対策の提言を受け取る岸田文雄首相=2022年1月12日午前10時49分、首相官邸、上田幸一撮影

 オミクロン株は第5波を招いたデルタ株に比べ、感染力が高い一方、重症化リスクの低さや潜伏期間の短さが指摘されている。しかし、濃厚接触者は陽性者との接触から14日間、待機を求められる。

 このため、濃厚接触者になった医療従事者が多く欠勤するなど、医療提供体制に影響が出ている。専門家からは、急速な感染拡大で社会経済活動を維持することが難しくなるとの懸念が出ていた。

 緊急提言を受けた首相は、「医療逼迫(ひっぱく)を引き起こさないために(オミクロン株の)特性をしっかり踏まえた対応が求められている」と理解を示した。今後、具体的な対策を示したうえで国民の理解を得ていくという。

 提言ではこのほか、大学入学共通テストなどの受験生への対応についても要望した。文科省は濃厚接触者が受験できる条件の一つに「公共交通機関を利用しない」ことを挙げるが、移動手段の確保ができるよう、「国がタクシーなどの地方公共交通機関などに協力要請を行うこと」を求めた。感染して受験できない学生に対し、追試などで受験機会を最大限確保することも要望。首相は「入学時期が5月、6月にずれたとしても入試の機会をきちんと確保できるようにしたい」と述べたという。(小野太郎)

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