社民、「護憲政党」存続かけ崖っぷちの参院選 福島氏が党首再選へ

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横山翼 南彰
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 社民党福島瑞穂党首(66)は12日、14日告示の党首選に立候補する意向を表明した。他に立候補の動きはなく無投票で再選される見通し。社民は現在、所属国会議員が2人。旧社会党の流れをくむ老舗の護憲政党の存続をかけ、夏の参院選を率いることになる。

 「社民党が国政政党として絶対に必要だ。コアな支持者を大事にしながら、若い人や女性に届く言葉で支持を拡大していきたい」。福島氏は12日の記者会見で党首選への立候補を表明した。あわせて、参院選の比例区に、福島氏と新顔の大椿裕子副党首(48)を公認することも発表した。

党分裂、そして

 社民党は2020年秋、立憲民主党との合流を望む吉田忠智元党首らが離脱し、党は分裂。衆参4人の国会議員が半減した。19年の参院選で得票率2%以上を獲得したことによる政党要件もこの夏の参院選までとなる。福島氏は12日の会見で「正念場の参院選」と繰り返し、2%以上の政党要件を確保するため、比例区で120万票以上の獲得を目指す考えを示した。

■衰退脱却の兆しも…

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