水戸一付属中入試の面接でミス 定員超えた合格も

佐々木凌
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 茨城県教育委員会は12日、8日に実施した水戸一高付属中の入試(受験者393人)の集団面接で、一部の受験生に質問を聞きそびれるミスがあったと発表した。合否に影響が出ないように対応するという。

 高校教育課によると、集団面接は全2問で、1問目は受験生それぞれが回答する形式、2問目が、あるテーマについての集団討論だった。ミスがあったのは1グループ(5人)で、司会の教諭が誤って1問目の質問と2問目の討論テーマを連続して読み上げ、1問目の回答をさせずに討論に入ってしまった。

 司会の教諭と採点にあたる教諭2人は、面接の途中で気付いたが、そのまま面接を終了した。「受験生に不安を与えると考え、ストップがかけられなかった。討論が白熱して想定時間を過ぎており、やり直すことができなかった」と説明しているという。

 今回のグループの5人については、1問目を満点として合否を採点し、他の受験生の合否に影響があった場合は、定員(80人)を超えて合格にするという。合格発表は予定通り19日。5人の保護者には11日に校長が電話で謝罪した。

 秋本光徳・学校教育部長は12日の会見で「冷静な判断、臨機応変な対応ができなかったとともに、将来を左右しかねない入試にあたる責任感が欠如していた」と頭を下げた。

 県立中高の入試をめぐっては、過去2年間で同校を含む計78校、988件の採点ミスが発覚している。同課の柳橋常喜課長は「3月3日の高校入試に向けて、もう一度、入試が信頼していただけるよう、努力したい」と話した。(佐々木凌)

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