「目を閉じるまで現役で」寺島進に決意させた2人の恩人

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上田真由美
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 ヤクザ、チンピラ、荒っぽい刑事、スナイパー。こんなこわもてな印象だけでなく、いまやすっかり、あったかい「駐在さん」のイメージも定着した。寺島進は、転機となった2人の言葉を胸に、最期に目を閉じるまで俳優を続けたいのだという。

 暗い色のスーツをびしっときめ、テレビ画面を通して見慣れた渋い表情。なのに、紙面掲載用の撮影のため、カメラを向けられるとぽつりと「照れくせぇな」。このギャップに、すっかりやられてしまう。

 今回演じるのは、東京・奥多摩を自転車で駆けめぐる駐在さん。2年ぶりに帰ってきた「駐在刑事」(テレビ東京系・金曜夜8時)は14日から、シーズン3が始まる。寺島演じる江波敦史は、かつては捜査1課の敏腕刑事だった駐在さん。愛犬プールや奥多摩の人々とともに、人情とユーモアたっぷりに事件を解決していく。「わんちゃん好きだし、自転車好きだし、子ども好きだし、年配の人をいたわる気持ちも好きですしね。人間、江波に見習ってる部分がありますね。教科書に載ってないことを、学ばせてくれる」

わかりやすい連ドラ

 今シーズンは、負けん気の強い女性刑事(藤井美菜)が警察の男社会に立ち向かおうとする様子や、孤独な高齢者につけ込む犯罪のような社会問題も取りこみつつ、やはり、変わらぬ見どころは人と人とのつながりだ。

 「義理人情って、どんなに時代が平成から令和になっても忘れちゃいけないんだろうなと思いますし、どんなにデジタルがどんどんどんどん進んでも、人の会話とか、体温、感じ合うということは、とっても大事だなと思うんです」

 大好きな銭湯に行き、「裸の…

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