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青森県、感染段階「レベル2」に 県民に無料検査実施

新型コロナウイルス

土肥修一
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、青森県は12日、対策本部会議を開き、県内の感染段階を警戒を強化すべき「レベル2」に引き上げた。県は新たに、県民への無料のPCR検査の実施を決定。三村申吾知事は「感染拡大が続けば、さらなる対策を講じないといけない」と述べ、危機感をあらわにした。

 県内では8日以降、連日10人以上の感染者が判明。12日には86人の感染が確認されるなど感染が急拡大している。感染力の強いオミクロン株の感染者や感染疑い例が増え、入院患者数も急増している。

 県は、入院患者が11日時点で52人に達したため、レベル0~4の5段階で設定した感染状況の段階をレベル2(41~201人)に引き上げた。新しい指標を昨年12月に設けてから「レベル0」が続いていたが、1月6日に「レベル1」としていた。

 オミクロン株の感染者とその疑いのある人は全員入院としていたが、レベル引き上げを受け、病床逼迫(ひっぱく)に備えるため、軽症や無症状者は、本人の状況を踏まえて宿泊施設や自宅療養もできるようにする。

 この日の会議で三村知事は、全国的に感染力の強いオミクロン株への置き換わりが進み、「県内でもこれまでよりも速いスピードでの感染拡大が懸念される」と指摘した。

 また県は、無症状の県民を対象に無料のPCRや抗原検査を12日から始めた。期間は31日までで、検査センターや薬局など34カ所で受けられる(実施場所は県のホームページで公表)。大学などの受験生が県外と往来する際に使えるように、高校にはPCR検査キット計1万個を配布する。

 県の指標では、レベル2以上になると、まん延防止等重点措置や緊急事態宣言を国に要請することも検討。飲食店などの営業時間短縮や休業要請、都道府県をまたぐ移動の自粛要請といった対策も取れるとしている。ただ、三村知事は感染や医療逼迫の現状について「まだレベル2の入り口に入った段階」とし、重点措置を要請する段階ではないとした。一方で、感染拡大が続けばさらなる対策を講じる考えを示した。

 また、県民に対し、基本的な感染対策とともに、かぜ症状がある場合は仕事や学校を休み、医療機関に相談▽大人数・長時間の飲酒に注意▽飛沫(ひまつ)を防ぐ効果が高いとされる不織布マスクの使用――などを呼びかけた。(土肥修一)

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