二刀流アスリートが肌で感じる 「TOKYO」が変えた空気

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ロンドン=遠田寛生
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 北京パラリンピックの開幕(3月4日)まで、13日であと50日。新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、夏の東京大会からわずか半年という異例の日程で冬季大会を迎えようとしている。そんな今だからこそ、夏・冬の両方へ出場経験があるパラアスリートに聞いた。東京で見えた希望、北京への期待、北京へ渡されるバトンとは――。(ロンドン=遠田寛生)

東京パラリンピック帰りの出来事

 昨夏の東京大会でパラリンピックはより世界に浸透した――。スキー距離とバイアスロンで北京大会出場を目指す米国代表のオクサナ・マスターズ(32)はそう感じている。

 自転車女子で2個の金メダルを獲得し、帰路に就いた昨年9月。家までの道中に立ち寄った複数の空港で、たくさん声をかけられた。そして驚いた。

 「いつものように(切断している)両足の話ではなく『ああ、パラリンピックに出てたんだ?』って。東京から帰ってきて最もクールに感じたこと」

 2012年ロンドン大会を皮切りに、夏冬合わせてパラリンピックは5大会に出場。金4個を含む計10個のメダルを獲得した。

 「みんな『パラ・オリンピック』とか『スペシャル・オリンピック』ではなくて、『パラリンピック』って言葉を使っていた。一般の人々に、パラ全体が認識されだしている」

 東京大会の開催前の8月20日に、国際パラリンピック委員会が世界で延べ42億5千万人が視聴するという予想を発表。マスターズは、パラ史上最多を更新するイベントというふれこみ通りの効果を肌で感じた。

 先天性の障害で両足を失った…

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