コロナ療養 最初から自宅で 県が導入へ

新型コロナウイルスオミクロン株

吉沢龍彦
[PR]

 感染力が強いとされる新型コロナウイルスオミクロン株の流行に対応するため、山梨県は感染患者のうち無症状者や軽症者については、最初から自宅で療養してもらう新たな仕組みを導入することを決めた。長崎幸太郎知事が12日の記者会見で説明した。「ホームケア」と名付け、患者の健康観察や緊急時の搬送方法などの検討を始めたという。

 これまで県は、すべての感染者を病院や宿泊療養施設で受け入れることを原則としていた。感染が急拡大した昨年8月以降は、早期に自宅に戻って療養を続けてもらう「退所後ケア」を導入したが、それでもいったんは宿泊療養施設などに入っていた。

 長崎知事は「ホームケアでも必要な方に必要な医療を届けることが大原則」と述べ、最初から自宅で療養する場合でも、必要な時には速やかに入院できるようにすると説明。一方で、オミクロン株は重症化のリスクが低い可能性があるとして、「今後の新型コロナとの付き合い方を構築する必要がある。療養中の生活の質も考慮していかなければならない。自宅で過ごした方が精神的な負担が少ない場合もある」と述べた。

 また県は、感染者急増を受けて、病床の確保段階を12日付でフェーズ2(拡大初期)の161床からフェーズ3(急速拡大期)の221床に引き上げた。宿泊療養施設の増設も検討を進めているという。

 笛吹市の県立博物館に設けたワクチン接種会場では7~9日に731人が接種を受け、このうち249人は1回目の接種だったという。15、16日にも設ける予定で、利用を呼びかけている。モデルナ製のワクチンを使用する。(吉沢龍彦)

     ◇

 新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受けて、山梨県は感染防止対策の「やまなしグリーン・ゾーン認証」を受けている飲食店を対象に、12日から対策実施状況の緊急点検を始めた。客席間の仕切りの設置やトイレなどでの手指消毒の実施状況を確認する。抜き打ち訪問などで1月末までに1千施設を点検するとしている。

新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]