NATO、拡大停止の要求拒否 ロシアに相互的な軍縮協議を提案

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ブリュッセル=青田秀樹、モスクワ=喜田尚、ワシントン=高野遼
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 ウクライナ国境付近でのロシア軍の増強による緊張の緩和に向けて、北大西洋条約機構(NATO)とロシアが12日、協議した。ロシアは10日にスイス・ジュネーブで開かれた米国との協議と同様、ウクライナをNATOに加盟させない確約を求めたが、NATO側は拒否。一方で、欧州でのミサイル配備制限などは協議できるとし、ロシアに次の対話の機会を提案した。

 協議は両者の意思疎通の場である「NATOロシア理事会」の枠組みで開かれた。ロシアは、ウクライナ国境に集結させた10万人規模とされる部隊の撤退を求める欧米に対し、緊張緩和と引き換えにNATOの拡大停止や東欧に配備された部隊、兵器の撤去を要求。2019年7月以来途絶えた同理事会の開催となった。

 協議後、NATOのストルテンベルグ事務総長が記者会見し、ロシアと協議の場を持てたことを歓迎しつつも、「双方の立場は大きく異なり、簡単には埋められない」と説明。「どの国にも自らの道を決める権利がある」と繰り返し、NATOの拡大停止を認められないのは「原則の問題だ」と強調した。

 一方でNATO側は「相互的…

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