糸谷哲郎八段が5勝目 名人挑戦の可能性を残す 名人戦A級順位戦

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佐藤圭司
【対局Live】▲糸谷哲郎八段ー△佐藤康光九段竜馬七段【第80期将棋名人戦・A級順位戦】
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 将棋の渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=への挑戦権をA級棋士10人が総当たりのリーグ戦で争う「第80期将棋名人戦・A級順位戦」(朝日新聞社・毎日新聞社主催)の7回戦全5局のうち、糸谷哲郎八段(33)―佐藤康光九段(52)戦が12日、大阪市福島区関西将棋会館で指された。糸谷八段が135手で勝ち、今期A級での成績を5勝2敗とし、名人挑戦の可能性を残した。

 7日に7回戦を終えた斎藤慎太郎八段(28)が7勝0敗で単独トップ。斎藤八段が仮に残り2局とも敗れたとしても、7勝2敗となるため、3敗以上を喫した8棋士はすでに挑戦の可能性が消え、6回戦終了時点で4勝2敗の糸谷八段だけがプレーオフの可能性を残していた。本局で糸谷八段が敗れた場合は、斎藤八段の名人挑戦が決まるという状況だった。糸谷八段は「挑戦者が決まってしまうと、自分もそうですが、見ている方の楽しみが無くなる面もあると思いましたので、本局は必勝を期して挑みました」と終局後に明かした。

写真・図版
第80期将棋名人戦・A級順位戦7回戦で佐藤康光九段(右)と対戦し、初手を指す糸谷哲郎八段(左)=2022年1月12日午前10時、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

 午前10時に始まった対局は、後手番の佐藤康光九段が得意の「ダイレクト向かい飛車」を採用。「康光先生の十八番ですので、予想どおりでした」と糸谷八段。ただし、佐藤康光九段の24手目△4四銀~26手目△3五歩には意表を突かれたといい、「長考を余儀なくされました」とも。

 「この手を発見して、ペース…

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