北京五輪候補のスキー選手、政治問題に巻き込まれたか 亡命の可能性

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ロンドン=遠田寛生
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 2022年北京オリンピック(五輪)開幕を来月に控えるなか、ベラルーシのアスリートが政治問題に巻き込まれたと海外メディアが報じた。1人は北京五輪出場を目指しており、国際オリンピック委員会(IOC)が事実関係の確認などの調査に乗り出した。

 被害を訴えているのは、ノルディックスキー距離の女子選手のスビアトラーナ・アンドリウクとダリア・ドリドビッチだ。11日にロイター通信に詳細を語っている。

 2人は、国際スキー連盟(FIS)などが主催する大会への出場を阻まれる「嫌がらせ」に遭っていた。大会への登録に必要なFISの個人番号が抹消され使えなくなったという。

 理由は20年大統領選挙で、ルカシェンコ大統領と対立する候補を支持したからとされる。昨年11月にベラルーシのスキー距離連盟の会長が2選手が国際大会に出場できないよう動いていた可能性も指摘している。

 アンドリウクは政治的なスタ…

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