学術会議の6人任命拒否問題「検討していく」 岸田首相、梶田会長に

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 日本学術会議梶田隆章会長が13日、岸田文雄首相と首相官邸で面会し、2020年に菅義偉首相が拒否した会員候補6人の任命を求めた。梶田氏によると、岸田首相は「6人については、前首相が最終的に決めたことだ」と説明。そのうえで「この問題について今後どうするかについて、松野博一官房長官を担当に、検討していきたい」と応じたという。

 面会後、梶田氏は記者団の取材に「少なくとも官房長官にご担当いただいて、ご検討いただけるということなので、前向きにとらえたい」と評価した。

 学術会議をめぐっては、20年10月、菅首相が人文・社会科学分野の6人の任命を拒んでいたことが発覚。政府・与党は学術会議の組織や運営に問題があると主張し、11月には井上信治・科学技術担当相(当時)が「国の機関からの切り離しも含めた検討」を梶田会長に要請した。12月には自民党プロジェクトチーム(PT)が「政府からの独立」を求める提言をまとめた。

 一方、学術会議は21年4月に組織は「現在の国の機関がふさわしく、変更する積極的理由を見いだすことは困難」とする報告書をまとめた。その後菅内閣が退陣し、この問題に深くかかわったとされる杉田和博官房副長官も退任。学術会議は昨年12月の総会で、6人の任命を求めて、岸田首相に対し、梶田氏との早期の面談を要望することを正式に決めていた。

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    パトリック・ハーラン
    (お笑い芸人・タレント)
    2022年1月13日18時42分 投稿

    【視点】いや、検討しないでください。 国民の命がかかるオミクロン株による感染爆発。国民の生活を揺るがす経済危機。アジア太平洋における新たな安全保障問題。人間社会の将来を脅かす気候変動。 これらの方に思考力を回しましょう。「急務」が山積している中、学

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    曽我豪
    (朝日新聞編集委員=政党政治、教育改革)
    2022年1月13日18時8分 投稿

    【視点】自民党総裁選時のスローガンに「寛容」という言葉があったように、岸田文雄首相は派閥の創始者でもある池田勇人首相を研究、思慕していると思われますが、岸信介首相の強権政治から「寛容と忍耐」の政治に転換するにあたり、宮澤喜一氏ら側近は「万事、前政権