米バイデン政権、行き詰まる対話路線 北朝鮮ミサイル発射で制裁

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ワシントン=園田耕司
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 北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射を受け、米財務省米国務省は12日、北朝鮮国籍の個人6人とロシア国籍の個人1人の計7人に制裁を科したと発表した。バイデン米政権は北朝鮮の段階的非核化を目指す「現実的アプローチ」を採用し、北朝鮮に非核化交渉の再開を呼びかけているが、北朝鮮の核・ミサイル開発は止まらない。バイデン政権の目指す対話路線は行き詰まりをみせている。

 米財務省によると、北朝鮮国籍の5人はロシアや中国で、大量破壊兵器と弾道ミサイル開発に関する通信機器などの物資を調達し、北朝鮮に送った。また、米国務省は同日、北朝鮮の大量破壊兵器の拡散に関与したとして、北朝鮮国籍の個人1人とロシア国籍の個人1人に制裁を科したと発表した。制裁対象者の米国内の資産は凍結され、商取引は禁じられる。

 北朝鮮は11日に弾道ミサイルを発射し、朝鮮中央通信極超音速ミサイルの試験発射だったと主張。米財務省は声明で、北朝鮮が昨年9月以降、計6回にわたり弾道ミサイルを発射し、いずれも国連安保理決議に違反していると指摘した。

 バイデン政権下の北朝鮮への…

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