「鎌倉殿の13人」北条義時まつる幻の法華堂、ARでリアルに再現

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織井優佳
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 執権政治の礎を築いた人物をまつる幻の法華堂が、復元CGでよみがえった。無料のアプリ「北条義時法華堂AR」を協働で作ったのは神奈川県鎌倉市と湘南工科大。タブレットやスマートフォンでCGを見ることもできるが、鎌倉市西御門にあるお堂の跡地で起動すると、画面越しの風景に建物が現れ、リアルなたたずまいを味わえる。

 NHK大河ドラマの主人公である北条義時は、鎌倉幕府を興した源頼朝の妻政子の弟で実朝暗殺後の混乱をまとめた。頼朝らの知名度には及ばないが、幕府の威光を押し上げた人物だ。

 法華堂は義時が没した1224年、供養のために頼朝の墓の近くの小高い場所に建てられた。鎌倉後期には廃絶したと見られ、現在は約600平方メートルの小さな広場になっている。2005年に発掘調査が行われ、堂跡の遺構が発見された。

 復元CGは、瓦なども出土した遺構の調査結果を踏まえ、湘南工科大(藤沢市)の長澤可也教授、井上道哉助教の研究室が作製した。堂内に置かれたきらびやかな仏像も、頼朝の法華堂内にあった現存する仏像を撮影してCG化した。

 AR(拡張現実)を活用して…

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