エディ・ジョーンズが3人の指導者に学んだこと 日本が世界で勝つ術

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構成・遠田寛生
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 ラグビーイングランド代表のエディ・ジョーンズ監督にとって、昨夏の東京オリンピック(五輪)は「学びの場」だったという。競技の異なる3人の指導者たちから学びと刺激を得た、と。そこには日本のスポーツが世界で戦い抜くためのヒントも隠されている。(構成・遠田寛生)

興味深いチームへのアプローチ

 昨夏の東京オリンピック(五輪)を見て刺激を受けた。記憶に残るのは、私の故郷、オーストラリアの男子バスケットボールチーム。国内で人気が高く実力もあるが、過去の五輪では表彰台に届かなかった。今回は銅メダルを獲得した。

 監督のブライアン・グーリジアン氏(68)は友人だ。取り組みなどを聞いて興味深く感じたのが、チームへのアプローチだった。

 彼の監督就任時、チームは米プロNBAに所属していたトップの3選手が練習から全てを仕切っていたという。

 そのリーダーグループの方針を、彼は崩さないようにしてきた。いくつかの要素をつけ足しただけだった。

 唯一、動いたのが五輪の準決勝。米国代表に圧倒されて敗れた。リーダーたちを含め、とても落ち込んだ。3位決定戦に向けて切り替えるため、初めてチームに厳しい言葉を投げた。

 うまい具合に選手に活が入り、銅メダル。素晴らしい指導だった。

 男子ホッケー英国代表を率いたダニー・ケリー氏(51)とも親しくさせてもらっていて、五輪後に話を聞いた。

 私より年下だが、とても優秀で学ぶことが多い。チームは惜しくも準々決勝で敗退したが、再会した時、「とてもいい五輪だった」と振り返っていた。

 勉強になったのは、チームを…

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