日産、新型フェアレディZ公開 東京オートサロン トヨタはレース車

福田直之、近藤郷平
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 日産自動車は14日、千葉市幕張メッセで始まった自動車展示会「東京オートサロン」で、日本仕様のスポーツカー「フェアレディZ」を初公開した。1969年の初代から数えると7代目で、2008年以来のモデルチェンジとなる。新型は6月下旬に販売を始める。

 5代目は02年発売で、カルロス・ゴーン元会長による日産の再建を象徴するものだった。08年に登場した6代目も米国などで人気となった。7代目のデザインは5、6代目から大きく変わり、初代と4代目をほうふつとさせるものだ。日産は22年3月期決算で3年ぶりの黒字化を見込んでいる。新型は「ゴーン・ショック」からの復活を印象づけるものになりそうだ。

 発表会で日産の内田誠社長は「50年以上も続いているZは日産を象徴し、他のやらぬものをやる精神を代表するモデルだ」と述べた。

 トヨタ自動車はスポーツカーブランド「GR」(ガズー・レーシング)で、レース専用車両のコンセプトカーなどを披露した。トヨタは走行環境が過酷なレースを通じて知見をたくわえている。量販車の開発にも生かしており、スポーツカーの復権に力を入れる。

 三菱自動車は、軽自動車の電気自動車(EV)のコンセプトカーを初公開した。今春以降に売り出す予定で、価格は国の補助金を加味すると200万円を割るとみられる。脱炭素への関心が高まるなか、軽自動車でもEV化が進むかどうかが注目される。

 会場で取材に応じた三菱の加藤隆雄社長は「軽EVは補助金を含めると価格が高くならない。静かさや加速性能もよく、全体の商品力ではガソリン車の軽と競争できるレベルではないか。EVは使いやすいと感じてもらえる第一歩になると期待している」と述べた。福田直之、近藤郷平)