路頭に迷う猫たちを救いたい 広がる保護活動、飼育考える人も

有料会員記事

榊原織和
[PR]

 空前の猫ブームで飼い猫の数が増える中、「保護猫」の存在も知られるようになってきた。人間の都合で捨てられたり、数が増えすぎて適切な飼育が出来なくなったり。そんな劣悪な環境にいる猫たちを保護して新たな家族を探し、1匹でも多く幸せに暮らして欲しいと、様々な形で活動する人たちがいる。

 木調のカウンターや大きなジャングルジムがある空間で、猫たちが自由に寝転び、じゃれ合う。ひざに飛び乗ってくる人なつこい猫もいる。

 広島市中区にある保護猫カフェ「ネコリパブリック広島」。店にいる16匹は、いずれも保護猫団体から預かった猫たちだ。

 お客は気に入った猫がいれば、審査やトライアル期間を経て飼い主になる。じっくりと触れあうことで、その猫をよく知ることができるといい、オーナーの稲葉綾子さん(52)は「安易に引き取られ、また捨てられるようなことを防ぎたい」と力を込める。スタッフらもそれぞれの性格をよく把握しており、子どもと遊べたり、先住猫とうまくやれたりと、ライフスタイルに合った1匹を紹介できる。入店料金は平日は30分1100円、休日1300円(税別)。そのほかグッズ販売や寄付収入で、猫たちの食費・住環境費と人件費などをまかなう。

20年度の殺処分数は2万匹

 環境省によると、1989年…

この記事は有料会員記事です。残り1685文字有料会員になると続きをお読みいただけます。