海部元首相死去 河村たかし市長と深い縁「ようご指導いただいた」

関謙次
[PR]

 9日に死去した海部俊樹元首相について、名古屋市河村たかし市長は14日午前、市の新年度予算案の査定中に職員から訃報(ふほう)を聞いた。

 記者団の取材に応じ、「残念。お会いしたかったねえ、本当に」と悔やんだ。

 河村氏によると、名古屋市内にあった母親の実家と、海部氏の自宅が隣同士で、母と海部氏の姉が友人だった。

 それぞれ今は別の建物が立つが、河村氏が案内して一緒に訪れる約束をしていたという。

 1年ほど前に連絡したが、海部氏の体調が悪く面会できなかったといい、「惜しかったなあ。喜んでもらったと思うけど」と話した。

 政治家としては、河村氏は1993年衆院選日本新党から初当選したが、日本新党は94年に新進党に合流。新進党の初代党首に就いた海部氏と同僚になった。

 「ようご指導いただいた。本当に優しい人だった。よう事務所も行きました」と懐かしむ。

 海部氏は保守新党などを経て自民党に復党したが、河村氏によると、その前後に河村氏に「俺の方に来んか」と声をかけたという。

 河村氏は「相当悩んだけど、自民党には行きたくないと。(海部氏は)残念だなあと言ってましたけど」との逸話も明かした。(関謙次)