清流・四万十川が「石の砂漠」に 佐田沈下橋の周辺、水の流れ消える

笠原雅俊
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 「日本最後の清流」と呼ばれ、豊かな水量を誇る高知県の四万十川に架かる佐田沈下橋周辺で水の流れが消えている。水中にあった無数の石が顔を出し、さながら「石の砂漠」となっている。ここのところの少雨が影響したとみられる。

 人気観光スポットの佐田沈下橋では14日朝、訪れた人たちが「四万十川に水がない」と盛んにカメラを向ける姿があった。

 橋の下をとうとうと流れる大河の姿はなく、左岸に浅い流れはあるものの、右岸は流れが消え、白や灰色の乾いた石がゴロゴロと転がっている。徒歩で中州まで渡れるほどだ。

 佐田沈下橋のたもとで屋形船を約20年運航している船頭の荒地秀明さん(56)は「いつもより水位が40センチぐらい低い。これだけ水が少ない四万十川は珍しい」と驚いていた。

 国土交通省中村河川国道事務所(四万十市)によると、四万十川流域は1月の平均雨量の2割程度(14日時点)という。

 また、上流の岩間沈下橋や半家沈下橋などの辺りでも川の流れが細くなり、いつもは水中にある橋脚がはっきり見える状態となっている。(笠原雅俊)