ネコと呼ばれた金メダリスト 由来探り、神社跡に行き着いた

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岡田将平
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 「ネコ」。そう呼ばれ、愛されたスポーツ選手が昭和の広島にいた。バレーボールの専売広島(現・JTサンダーズ広島)で活躍した名セッター、猫田勝敏さん。1983年に39歳で亡くなるまで、五輪に4度出場し、72年のミュンヘン五輪では金メダルを獲得した。

 「猫田」の名前の由来って何だろう。広島市安佐南区で暮らす妻の禮(れい)子さん(77)を訪ねてみた。

 禮子さんは、夫と猫にまつわる思い出を聞かせてくれた。自宅にいるときの猫田さんは「田舎のやさしいおじちゃん」の雰囲気。それが試合になると一変し、近寄りがたい厳しさを漂わせたという。「猫のような目をしていました」

 「後藤さん」だった禮子さんは、猫田姓を「変わった名字」と思ったという。だが、結婚して猫田さんの地元である古市地区(現・広島市安佐南区)で暮らし始め、一帯に猫本さんや猫島さんなど「猫」のつく名字がいくつもあることを知った。

 その由来について、禮子さん…

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