「もう、あちこちボロボロ」 五輪後、内村航平選手は母に漏らした

森川愛彦
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 体操の内村航平選手の引退会見があった14日、母の周子さん(61)と父の和久さん(61)が、長崎県諫早市で営む体操教室「スポーツクラブ内村」で記者団の取材に応じた。

 周子さんが引退の意向を示唆されたのは、東京五輪後の昨年8月下旬だった。予選落ちした心情を考え、あえて1カ月おいて連絡すると、内村選手は「もう、あちこちボロボロだよ。続けようと思ったら全身手術しなければならないくらい痛いんだ」と漏らした。

 周子さんは「もう無理しなくていいんだよ。いつ最後になってもいいと思っているから」と伝えたという。会見を見届け、「とうとう、こういう日が来たなと思いました」と感慨深げだった。

 和久さんは「これだけ多くの皆さんに応援していただいた。これからはちゃんと恩返しができる人になってほしい」と語った。(森川愛彦)