コロナ患者「全員入院」の和歌山県、入院期間を短縮 病床使用率上昇
滝沢貴大
和歌山県は14日から、新型コロナウイルス感染者のうち、軽症・無症状者の入院期間を短縮する独自の基準を設けた。これまで症状にかかわらず全員入院とする独自措置を続けてきたが、入院患者の急増を受け、病床使用率が8割に達している。
入院期間の基準はこれまで発症から10日間だったが、症状やワクチン接種の有無によって短縮した。接種済みの軽症者は7日、接種の有無にかかわらず無症状者は5日とした。退院しても発症から10日間は、県が用意した宿泊施設へ移ってもらい経過観察を続ける。
同県では14日まで3日連続で新規感染者数が過去最多を更新。同日の新規感染者は149人で、病床数591に対し481人が入院中。病床使用率は81・4%に上っている。(滝沢貴大)

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