第2回スケルトン、目線だけで右へ左へ 「ザリザリ」「ザザァ」音に注目
動画企画「選手目線」
冬季五輪の競技から五つの競技で選手の協力を得て、小型カメラを着けてもらって動画を撮影しました。ブラウザー版では記事の最後に動画があります(視聴は会員限定です)。
スケルトンはほぼ骨組みだけのシンプルなそりに、選手がうつぶせで乗るスイス発祥の競技だ。時速約120キロで白壁のようなコースを右へ左へ進み、タイムを競う。勝利には、繊細な操縦が欠かせない。どのくらい繊細か。動画撮影に協力してくれた競技歴6年、臼井貴将選手(19)は言った。「目線をどこに向けるかだけで、そりは曲がる」
操作は単純だ。「目線」「頭を傾ける」「肩とひざに力を入れる」といった重心の移動と、「つま先をコースにつく」。問題は、これらを高速旋回で生じる圧に耐えながら、やらなくてはならない。加速度は4G、5Gとも言われる。
臼井選手は「音に注目して」…
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