千葉市の幕張メッセで展示会「東京オートサロン」が14日に始まった。電気自動車(EV)が注目されるが、スポーツカーも負けてはいない。トヨタ自動車や日産自動車などはEVを重視しつつ、ガソリン車の開発も続ける。
東京オートサロンでは主に改造車を展示している。昨年はコロナ禍でオンライン開催となった。会場で開くのは2年ぶりで、700台超の車が並んだ。14日は企業関係者やメディア向けで、15、16日に一般公開される。
トヨタはスポーツカーブランド「GR」(ガズー・レーシング)で、レース専用車両のコンセプトカーなどを披露した。トヨタは走行環境が過酷なレースを通じて知見をたくわえている。量販車の開発にも生かしており、スポーツカーの復権に力を入れる。
トヨタはもともと、「ヨタハチ」の愛称で知られるトヨタスポーツ800や、スパイ映画「007シリーズ」に登場したトヨタ2000GTなど、スポーツカーを開発してきた。2000年以降は需要の低迷や排ガス規制の強化もあり、生産をやめる車種が相次いでいた。
10年代に入り、スバルと共…