「空中殺法です」藤井聡太竜王が千田七段に負けた順位戦をふりかえる

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佐藤圭司
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 13日午前10時に始まり、14日午前0時37分に終局した将棋名人戦・B級1組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)11回戦の藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=と千田(ちだ)翔太七段(27)との対局は、両者「1分将棋」に突入する大熱戦だった。終局直後の主催紙インタビューでの両対局者の感想を交え、名勝負を振り返る。

 「鬼のすみか」と称される実力者ぞろいのB級1組で、ここまで藤井竜王は8勝1敗、千田七段は7勝3敗。本局は、昇級候補同士の激突と注目されていた。特に藤井竜王は、本局に勝ったうえで、競争相手のうち稲葉陽(あきら)八段(33)か佐々木勇気七段(27)のどちらかが敗れた場合、A級昇級が決まる状況だった。

 両者の対戦成績は藤井竜王4勝、千田七段1勝。千田七段の1勝は、2020年2月11日の第13回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)本戦・準決勝で挙げたものだ。

 戦型は、現在プロ間で大流行している「相懸かり」に。昼食休憩までに25手、昼食休憩終了時から夕食休憩までに13手しか進まないスローペースの進行だった。

 盤上は、千田七段が後手番ながら積極的に攻め、藤井竜王が受ける展開。

 図1は午後6時、夕食休憩を…

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