英官邸、昨春にもコロナ下でパーティー フィリップ殿下の葬儀前夜に

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ロンドン=金成隆一
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 英国が新型コロナウイルスの感染拡大による行動規制下にあった時期に首相官邸でパーティーが開かれていた問題で、昨春にもパーティーが官邸で開かれていたことが新たに明らかになった。開催がエリザベス女王の夫エディンバラ公フィリップ殿下の葬儀前夜だったため、官邸は14日、王室に謝罪した。

 デイリー・テレグラフ紙が13日、報じた。同紙によると、昨年4月16日夜、官邸での送別会2件に計30人ほどが参加した。途中にスーツケースでワインの買い足しに出て、未明まで続いた。ジョンソン首相はいずれにも参加しなかったという。

 当時は、コロナ規制で室内での同居人以外との集まりが原則禁じられていただけでなく、殿下の死去で全土が喪に服していた。翌17日の葬儀では王室も規制に従い、参列者を30人にしぼった。

 BBCによると、首相の報道官は14日、「国民が喪に服している時期に、このようなことが起きたことは大変遺憾だ」と記者団に述べ、官邸が王室に謝罪したことを明らかにした。

 政権をめぐっては昨年以来、コロナ規制下に官邸や保守党本部でクリスマスパーティーなどがあったことをうかがわせる写真や証言が次々と表面化している。米ウォーターゲート事件にちなんで「パーティーゲート」疑惑と呼ばれ、英メディアの連日の報道が続いている。

 市民に行動規制を求める一方、政権周辺ではパーティーが相次いでいたことになり、ダブルスタンダード(二重基準)として批判にさらされている。身内の保守党議員からも含め、ジョンソン氏の辞任を求める声が強まっている。(ロンドン=金成隆一)

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