雪はやっかいものだが、売り物にもなっている。北海道旭川市の西にある豪雪地の沼田町は、冬に除雪した雪をため、夏場に1トン1千円で販売している。年間1500トン前後で、2千トンが売れた年もある。除雪とは別に集めた雪は10倍の値段をつけても、年間約50件が売れる。
真夏の東京都内に5トンの雪を鉄道やトラックで運んでの雪合戦が、輸送費を含めて20万円程度で楽しめるという。
イベントだけでなく、冷房や冷蔵に利用することで、二酸化炭素(CO2)を減らす取り組みも進んでいる。
2019年夏のさいたま市。東京五輪・パラリンピックの熱中症予防対策を想定し、埼玉スタジアム2002の近くに設けられた仮設テントの近くには、約3トンの雪が入ったフレコンバッグが置かれていた。
ウッドチップで覆ったら
周辺の気温が40度を超える…