菅井竜也八段が4強入り 渡辺明名人、豊島将之九段破る 朝日杯将棋

村瀬信也
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 第15回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の本戦2回戦が15日、名古屋市熱田区名古屋国際会議場で指され、菅井竜也八段(29)が84手で豊島将之九段(31)に勝った。菅井八段は9年ぶり3回目の4強入りを決めた。

 対局は新型コロナウイルス感染拡大防止対策を講じた中、公開で行われた。

 午前の1回戦で菅井八段は渡辺明名人(37)=棋王・王将と合わせ三冠=、豊島九段は梶浦宏孝七段(26)に勝った。本局は後手番の菅井八段が向かい飛車を採用し、豊島九段が居飛車穴熊で対抗。中盤でペースをつかんだ菅井八段が豊島九段の陣形の弱点をついてリードを拡大し、持ち時間40分のうち9分を残して快勝した。菅井八段は「難しい将棋だった。公開対局はいつも以上に気持ちが高ぶる。(準決勝以降は)一局でも多く指したい」と話した。

 朝日杯は持ち時間が各40分で、使い切ると1手1分未満で指す早指し戦。本戦は予選を勝ち抜いた8人とシードの8人の計16人がトーナメントで争う。準決勝と決勝は2月23日に東京都千代田区で指される。菅井八段は第6回で準優勝の経験がある。

 16日には、4度目の優勝を狙う藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=が船江恒平六段(34)と、永瀬拓矢王座(29)が阿久津主税八段(39)と名古屋国際会議場で対戦する。村瀬信也