引退の福士に、監督「申し訳ない」 トラックの女王もマラソンは…

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堀川貴弘
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 日本の女子長距離界を長らく牽引(けんいん)してきた福士加代子(39)=ワコール=が、今月30日の大阪ハーフマラソンを最後に、現役を引退することになった。いつも「ガハハ」と笑う福士だったが、マラソンへの取り組みは苦難の連続だった。

 福士は最後まで東京五輪出場を諦めなかった。

 2016年リオデジャネイロ五輪に続くマラソン代表に向けては、2019年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で7位に終わった。代表最後のひと枠を目ざして翌年の大阪国際女子、名古屋ウィメンズと連続出場したが、ともに途中棄権。トラックでは昨年5月、代表選考会を兼ねて開催された日本選手権1万メートルで最下位の19位に沈んだ。5大会連続の五輪出場は夢と散った。

 五輪代表を逃した福士は「(東京五輪に向けて)ひととおり全部やったよね。やり残したことはないくらいにやった」と語った。今年3月には40歳になる。節目を前に、引退を表明した。

 五輪は04年アテネ大会からトラック種目とマラソンで4大会連続出場。世界選手権にも03年のパリ大会から5度出場し、13年モスクワ大会のマラソンでは銅メダルを獲得している。

 輝かしい成績であることは間違いないが、一方でマラソンでもっと結果を残せたのではないか、というのが関係者の共通した思いではないだろうか。

 高橋尚子野口みずきの五輪…

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