ああ、こんな顔で笑うやつだった 大学生刺殺、未解決のまま15年

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小松万希子
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 京都精華大マンガ学部1年の千葉大作さん(当時20)が2007年1月、京都市左京区の路上で刺殺された事件から、15日で15年になった。遺族らは、現場で法要を営み、街頭で情報提供を呼びかけた。

 法要には、母親の淳子さん(62)ら遺族や同大学の関係者ら約20人が参列し、手を合わせた。法要後、遺族らは、叡山電鉄の出町柳駅前で、犯人の特徴が書かれた冊子などを配って情報提供を呼びかけた。

 この日、下鴨署で会見した淳子さんは、「大作が何をしたというのか。犯人は犯した罪と向き合い、息絶えるまで心からわびてほしい」と声を詰まらせた。

 府警によると、昨年12月末時点で、府警は延べ約6万2千人の捜査員を投入。約1280件の情報が寄せられているが、犯人と直接結びつく有力な情報は無かったという。昨年1年間の情報提供は約60件だった。

同級生の「日々ロック」漫画家は

 事件の解決を願い、2年前から千葉さんの命日にツイッターで漫画を発信しはじめた同級生がいる。映画化された人気漫画「日々ロック」などで知られる漫画家の榎屋克優(えのきやかつまさ)さん(34)。

 毎年のように、遺族や同級生…

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