もちも肉も入った「乃木うどん」 目指すは海軍カレー並みのブランド

多知川節子
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 香川県善通寺市ゆかりの軍人、乃木希典(まれすけ)が考案したとされる「乃木うどん」が善通寺で復活した。もちや鶏肉を乗せたうどんで、市内21店舗が昨秋からメニュー化した。

 日露戦争時の陸軍大将として知られる乃木は、1898(明治31)年に善通寺にできた旧陸軍第11師団の初代師団長を務めた。そのころ、兵士が好むうどんにもちや肉を入れて栄養価を高め、軍食として提供したのが乃木うどんの始まりとされる。

 ただ、いつしか地元でも見られなくなり、善通寺商工会議所青年部が2014年度に復活プロジェクトを展開。もちと鶏肉をトッピングするのが乃木うどんと定義し、13店舗で販売して好評だったが、広く認知されず、販売継続を断念していた。

 今回は、コロナ禍で影響を受けた飲食店の応援も込めて、昨年10月にスタート。かけうどんに焼きもちや鶏肉を乗せた定番のスタイルから、揚げもちにしたり、鳥天にしたりと、幅広いスタイルで提供している。価格は500~900円程度。

 期間は少なくとも3月末まで。商議所青年部はその後もできるだけ継続してもらえるよう呼びかけており、各地で人気の海軍カレーのように、名物として定着させたいという。担当者は「善通寺ブランドとして復活させ、まちおこしにつなげたい」と話している。

 販売店舗は、善通寺商工会議所青年部のフェイスブックや、市役所などで配布している乃木うどんマップで確認できる。(多知川節子)