カリフォルニアで最大1.2mの津波確認 米西海岸に注意勧告

サンフランシスコ=五十嵐大介、サンパウロ=岡田玄
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 トンガ諸島で起きた大規模噴火の影響で、米西海岸沿岸部でも広範囲で津波が報告された。米国立気象局(NWS)は15日、西海岸沿岸全域などに津波に注意を呼びかける勧告を出した。

 NWSによると、カリフォルニア州ポートサンルイスで131センチ、アラスカ州で最大100センチ、ハワイのマウイ島で83センチの津波を観測した。

 NWSは4段階の津波警報のうち2番目に高い「勧告」をアラスカを含めた米西海岸全域、ハワイ、カナダブリティッシュコロンビア州の沿岸部に出し、海岸に近づかないように呼びかけた。担当者は「米西海岸で地震以外の要因で津波が起きるのは珍しい」としたうえで、第一波の数時間後も津波が届く可能性があると注意を呼びかけた。

 米メディアによると、今のところ津波による大きな被害は報告されていないが、カリフォルニア州サンタクルーズで一部地域が浸水したほか、サンフランシスコ近くの海岸で釣りをしていた2人が海に流された後に病院に運ばれた。容体は安定しているという。米国では、西海岸での主な津波は2011年の東日本大震災以来だと報じられている。津波の注意勧告が出された後も、サーフィンを楽しむ人の様子も報じられた。

 また、南米チリやエクアドルでは15日、小規模な津波が到達する可能性があるとして津波警報が発令された。現地メディアは、海岸沿いから高台に避難する人々の姿を報じた。

 チリ国家緊急対策局はイースター島や太平洋沿岸部の住民に対し、「落ち着いて、当局の指示に従うように」と呼びかけた。(サンフランシスコ=五十嵐大介、サンパウロ=岡田玄)