「どうして一生に一度の日に」 共通テスト2日目、付き添う親も多く

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阿部朋美、安井健悟、前田伸也
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 大学入学共通テスト東京大学会場(東京都文京区)近くで15日、受験生らが襲われた刺傷事件を受け、共通テストの2日目を迎えた16日朝、各地の会場では警戒が強化された。警察官や保護者らに見守られ、受験生たちは緊張した面持ちで会場入りした。

 事件があった東京大学では、午前8時の開門前から受験生が集まり始めた。門の付近には複数の警察官が立ち、警戒にあたった。事件の影響を心配し、付き添う保護者らの姿も前日より多くみられた。

 娘と会場に向かう40代の女性は「昨日は事件の一報を見て、もしかしたら娘が被害に遭ったのではと、いてもたってもいられなかった。昼休みに連絡がとれ、本当に安心した」と話した。事件の余波が心配で、付き添うことにしたという。

慌てて階段を駆け上がってくる受験生たち

 長女が東大の会場に入るのを見守った都内の男性(55)は、初めて東大に行く長女のために、前日も付き添っていた。見送った後に東京メトロ南北線東大前駅から乗車しようとすると、慌てて階段を駆け上がってくる受験生たちがいた。何事かと思いながら地下の駅構内に下りると、「液体がまかれた」と騒ぎになっていたという。

 知人から「東大で事件が起きている」と聞き、「まさかこんなことが」と驚いた。試験は行われているのか。長女は落ち着いて受けられているのか。そんな思いがめぐった。2日目は1人で行かせる予定だったが、心配で付き添うことにしたという。

 男性は「子どもたちが一生懸命勉強していたのを知っている。事件を起こした少年もそうだったのでは。少年や親御さんのことを思うと、やるせない気持ちです」と語った。

 共通テストの受験生は、事件をどのように受け止めたのか。

 都内の私立高校3年の女子生徒(18)は15日、試験の昼休みにスマホを見て、家族や友人から大量のメッセージが来ていることに驚いた。「大丈夫?」と心配する内容ばかりで、初めて事件を知った。「どうして一生に一度の日にこんなことをするのか」と思ったが、午後のテストに集中するため、事件の報道はできるだけ見ないようにしたという。

逮捕された少年への思いは

 都内の高校に通う男子生徒(…

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