藤井聡太竜王と永瀬拓矢王座が勝利、4強入りかけ対戦へ 朝日杯将棋
第15回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)の名古屋対局2日目が16日午前10時、名古屋市熱田区の名古屋国際会議場で行われ、1回戦で藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=が船江恒平六段(34)に、永瀬拓矢王座(29)が阿久津主税八段(39)にそれぞれ勝った。藤井竜王と永瀬王座は午後2時から2回戦を戦う。
新型コロナウイルスの感染拡大防止対策をとった上での公開対局。藤井竜王は、船江六段が採用した横歩取りに守勢を強いられたが、うまく攻勢に転じて勝ちきった。永瀬王座は手厚い指し回しで押し切った。
朝日杯は持ち時間が各40分で、使い切ると1手1分未満で指す早指し戦。本戦は予選を勝ち抜いた8人とシードの8人の計16人がトーナメントで争う。
棋譜と大盤解説会の模様は朝日新聞デジタル(https://digital.asahi.com/shougi/asahicup_live/)で、対局の模様はインターネットテレビABEMAで見られる。(村瀬信也)