生物基礎、代ゼミ問題分析 大学入学共通テスト

共通テスト問題分析2022

代々木ゼミナール提供
[PR]

生物基礎

※前年との比較は、2021年度大学入学共通テスト(1/16・17実施)との比較です。

具体的な実験や器具をもとに、基本的な知識と理解を活用する問題が中心に出題され、思考力が試された。

―概評―

単純な知識問題はほとんどなく、基本的な理解を基に課題を解決していく、知識の活用力や思考力が試される問題が中心であった。第1問では実験をもとにした会話形式の特徴的な問題が扱われた。

【大問数・設問数・解答数】

・3

・16

・17

【問題量】

・大問数、設問数にほぼ変わりはなく、解答数は昨年より1個増であった。実質の問題ページ数は昨年よりも2ページ減少し、18ページであった。

【出題分野・出題内容】

・第1問は「生物の特徴および遺伝子」、第2問は「生物の体内環境の維持」、第3問は「生物多様性と生態系」から出題され、ミクロからマクロまで幅広い内容が出題された。

・全体的に知識を基に思考力を試す問題が中心であったが、実験考察問題も多くみられた。

・第1問Bで、会話形式の特徴的な問題が扱われた。

【出題形式】

・すべての大問がA・Bの中問に分かれていた。

・複数の答えを組み合わせて解答する形式の問題は7問であり、昨年の9問から減少した。

―難易度(全体)―

昨年度の共通テストよりもやや難化。

―設問別分析―

第1問

・小問A ATP、酵素 難易度:標準

・小問B DNAの抽出実験 難易度:標準

A:問1は酵素の性質に関する、問2は細胞小器官に関する基本的な知識問題、問3は実験考察の前提条件を考察する問題。実験の目的に合致するかを検討するが、実験考察問題に慣れていないと取り組みにくい。B:会話形式のリード文による実験考察。問4は顕微鏡写真を比べて考える文章正誤。問5は検量線を踏まえた計算問題。グラフの読み取り自体は平易だが、問題文中の数値など見落としのミスに注意したい。問6仮説を検証する実験の結果を推測する問題。落ち着いて考えれば正解できる。

第2問

・小問A 酸素の運搬 難易度:やや難

・小問B 免疫 難易度:標準

A:問1はグラフの読解に関する文章正誤。グラフは吸光度だが選択肢では「透過」である点に注意。問2は酸素解離曲線を用いた典型的な計算問題。酸素が結合したヘモグロビンの割合からグラフを読ませるのは珍しい。B:問3は白血球に関する知識問題。問4は典型的な皮膚移植の実験考察。問5は血清療法の実験考察だが、抗体を注射しているので体内の免疫応答は関与していない。

第3問

・小問A バイオームと生態系 難易度:やや難

・小問B 窒素循環 難易度:標準

A:問1は垂直分布の変化を考察する問題。問2は光合成曲線から二酸化炭素吸収速度を考察する問題。リード文に「陰葉から食い始める」とあるので、吸収層度の高い陽葉はしばらく残る。問3は食物連鎖に関しリード文を読解する問題。分解者はここでは一次消費者を食すと考える。B:問4は窒素循環の知識問題。問5は生態系のバランスの基本問題。(代々木ゼミナール提供)

大学入学共通テストのニュースはこちら

大学入学共通テストのニュースはこちら

最新ニュース、時間割、受験生応援企画などをお届け。試験当日は問題と解答を速報します。[記事一覧へ]